乳腺炎

疾患概要

授乳期の乳房内での乳汁のうっ滞や、それに引き続き細菌感染が併発したことによる乳腺の炎症性疾患。

原因・症状

原因は乳汁のうっ滞と細菌感染が原因であるため、授乳期に圧倒的に多い疾患です。症状としては乳房の一部に痛み、熱感、腫れ、赤みが見られ、38。5℃以上の発熱を伴うこともあります。

検査

検査を必要とせず、問診、視診、触診でほとんど診断可能です。

治療

症状が軽度な場合は、助産師やご自身による乳房のマッサージ、搾乳などで改善することもありますが、細菌感染が併発し抗菌薬治療や膿瘍(膿(うみ)が溜まること)に対する処置が必要な場合もあります。

授乳期であることが多く、まずは助産師に相談されることをお勧めします。なかなか治らない場合は乳腺外科での対応となります。

対象の診療科