ページ内のコンテンツ一覧

管理者ごあいさつ

管理者ごあいさつ

 当院ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 令和6年度のスタートに際し、当院の取り組みについて述べさせていただきます。

「医師の働き方改革」が始まりましたが、当院では早期から対応に取り組み、すべての日当直について、「宿日直許可」を取得しております。4月以降の診療体制等に変更はなく、地域の皆様方には何ら影響のない状態です。

 当院は、災害拠点病院に指定されております。能登半島地震に際し当院DMAT(災害医療支援チーム)が派遣要請を受け、約1週間、災害医療支援を行いました。災害拠点病院としての役割の一端を果たすことができたと考えております。

 遠隔ICU(集中治療室)を開始いたしました。これは、横浜市立大学附属病院集中治療室と当院集中治療室を専用回線で接続、当院集中治療室で治療中の患者さんのデータ等をリアルタイムでモニターしていただき、適切なアドバイス等を受けるシステムです。横須賀の西部地区の集中治療室において横浜市立大学医学部附属病院集中治療室と遜色のない治療を受けていただけるものです。国が進める医療のデジタル改革(医療DX)の一環です。当院の高度急性期医療の質の向上が期待されます。

 消化器外科においては、肝臓手術の件数が増加し、腹腔鏡下肝切除術の施設認定を取得しました。今後は肝臓手術を腹腔鏡を用いて行うことにより、患者さんの身体的負担の軽減が期待されます。これまでも胃癌、大腸癌、胆石症、虫垂炎に対しては腹腔鏡下手術を積極的に行ってまいりました。これからも患者さんに優しい手術を行ってまいります。

 泌尿器科においては最新機器(REZUM)による前立腺肥大症の治療を行っており、一泊入院での治療が可能となりました。

 関節外科においては、変形性膝関節症の疼痛に対し、APS療法を行っております。いわゆる「切らない治療」です。

 女性乳腺外来は開設後2年余りを経過し、多くの患者さんが受診されています。乳腺外科医、外来看護師、外来受付事務員、乳腺レントゲン技師、すべて女性職員が担当します。

 当院は、196312月、市立武山病院として開設され、約60年間、地域の基幹病院としての役割を担ってまいりました。20104月以降は公益社団法人地域医療振興協会が指定管理する病院となりました。今後も三浦半島西部地区を中心とした基幹病院として存続し、急性期医療を中心とした高度な医療を提供します。皆様方が必要な時に安心して医療が受けられる病院を目指します。

 当院の理念は「ありがとう」です。

 「ありがとう」

 患者さん・ご家族からありがとうと言っていただける病院に

 職員同士が笑顔でありがとうと言い合える病院に

 

 最後までお読みいただき「ありがとう」ございます。

 今後ともご指導ご鞭撻ならびにご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2024年41

管理者 関戸 仁

病院長ごあいさつ

管理者ごあいさつ

私は医学部を卒業後、主に救急医療、特に循環器救急医療を中心に診療を行って参りました。

救急医療では短時間に簡潔に得た情報と検査所見から病態を推測し的確な診療を行うことが求められます。結果として速やかな症状や病像の改善が認められることが多い一方で、大動脈解離や心原性ショックを合併した心筋梗塞など十分な対応が出来ないうちに死に至る重症例も少なからず経験します。救急患者ではその発症直前まで無症状であったにもかかわらず突然に病態が悪化するなどその病像の変化に対する準備が出来ていないことも多々見られます。

当院としてはこのような患者および患者サイドに我々は求められる最大限に高度な医療を提供するとともに精神的ケアも行うことで全人的な医療を行うことを目指しています。

2022年9月吉日

病院長 木村 一雄