橋本病

疾患概要

橋本病は、甲状腺ホルモンが少なくなる病気です。非常に頻度の高い病気で、成人女性の10人に1人、男性の40人に1人に見られます。特に30-40代の女性に発症することが多いとされます。
自己免疫疾患の一つであり、免疫の異常によって甲状腺に慢性的に炎症が生じていることから甲状腺組織が少しずつ壊され、甲状腺ホルモンが作られにくくなっていきます。しかし、なぜ免疫の異常が生じるかはわかっておりません。

症状

甲状腺ホルモンが少なくなると、全身の代謝が低下し、無気力・倦怠感・むくみ・寒がり・便秘などが出てきます。うつ病や認知症と間違われることもあります。

治療

甲状腺ホルモンが少なくなった場合は、甲状腺ホルモン製剤の投与が必要となります。

対象の診療科