バセドウ病

疾患概要

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に産生される病気の代表的な病気です。
人口1000人あたり0.2-3.2人と報告されており、20-30代の若い女性に多い病気です。自己免疫疾患の一つで、TSH受容体(TSH:甲状腺刺激ホルモン,下垂体より分泌される)に対する抗体が体内に作られてTSH受容体を刺激し、甲状腺ホルモンが過剰に産生・分泌されます。この自己抗体が作られる原因は分かっていません。

症状

典型的な症状として、動悸・体重減少・指の震え・暑がり・多汗などが出現します。他に、倦怠感・軟便・落ち着きがないなどがあります。また、目の症状として、突出したり、目がうまく閉じないなどの症状があります。

治療

バセドウ病の治療には、1)薬物療法 2)放射線療法 3)手術 の3つの方法があります。多くの場合薬物療法が第一選択となります。しかし、2年以上経過しても薬が中止できない場合は、他の治療法を検討します。

対象の診療科