副腎腫瘍

疾患概要

たまたま行った画像検査で偶然に発見された副腎腫瘍を副腎偶発腫瘍と言います。CTなどの画像検査で約4%に見つかれるとされ、比較的頻度が高い疾患になります。
副腎偶発腫瘍の約半数は、非機能性(ホルモンを産生しない)腺腫とされています。機能性(ホルモンを産生する)腺腫の中に、クッシング症候群・原発性アルドステロン症・褐色細胞腫が挙げられます。

症状

産生されるホルモンにより症状は様々です。

治療

原因により治療法は異なりますが、悪性の可能性が強い場合やホルモン産生腫瘍では原則的に腫瘍摘出術を行います。それ以外の場合は経過観察となります。しかし、経過観察になった場合でも、増大傾向やホルモン産生を来したりと変化を認める可能性があるため数年間は定期的に検査を受ける必要性があります。

対象の診療科