features当院の特色

透析医療

血液浄化療法とは、体から血液を取り出し血液中に含まれる尿毒素や有害物を透析、濾過、吸着、分離などの方法で綺麗にしてゆく治療です。
現在最も多く行われている血液浄化療法は慢性腎不全患者さんに対する血液透析療法です。
慢性維持血液透析を行なって行くにはシャントと呼ばれる、主に前腕の動脈と静脈を繋ぎ合わせる血管の手術が必要です。
そうすると腕の静脈血管に動脈の血が流れ込む事で、静脈の血管が太く拡張して来ます。この血管に少し太めの針を2本刺してそれぞれに管を接続します。片方の管から取り出した血液はフィルターを通過する事で浄化され、綺麗になった血液がもう一方の管から体内へ戻って行くという仕組みになっています。
この際、毒素と共に体に溜まった余分な水分も抜く事が出来ます。これを定期的に繰り返す事で、無くなってしまった腎臓の機能の一部を透析の機械で肩代わりするのです。
その他に暴走し自分を傷つけてしまう免疫成分を吸着除去したり、過剰な炎症物質・サイトカイン等を取り除く事で全身状態を改善させる血漿交換、吸着療法などの特殊浄化療法も行なっております。
全身状態が悪く、東5階にある血液浄化室まで来る事が困難な場合は、集中治療室(ICU)やハイケアユニット(HCU)などへの出張血液浄化療法にて対応しております。