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腰部脊柱管狭窄症とは、神経の束である脊髄を保護する役割を持つ脊椎(特に腰骨に当たる部分)に変形が生じ、脊髄を圧迫している状態を指します。
腰背部痛・下肢痛・「しびれ」・「間欠性跛行」が主な症状です。腰部脊柱管狭窄症における下肢痛や「しびれ」は、安静時には軽度もしくは無症状ですが、歩行や直立の姿勢を継続すると悪化してしまい、腰を前に曲げて休むと下肢症状が軽減・消失するという、いわゆる「間欠性跛行」とよばれる症状です。加えて、排尿や排便に障害が認められる場合もあります。
X線撮影、脊髄造影、CTscan、MRIなどが行われます。
症状が軽い場合には、脊髄馬尾神経の血流改善を目的とした内服薬として、プロスタグランジンE製剤や消炎鎮痛剤が用いられます。痛みが高度の場合には、腰部硬膜外神経ブロックなどの鎮痛を目的とした治療法も行われます。数ヶ月内服しても症状の軽快が得られない場合や、症状が進行する場合には、外科的治療法(手術療法)が行われます。
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