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かつては男女ともに癌での死亡第1位だった胃癌ですが現在、男性は肺癌に続き第2位、女性は第5位まで下がっています。男性は9人に1人、女性は19人に1人が一生のうちに胃癌と診断されています。
胃癌は発生機序としてまず粘膜から発生します。粘膜から徐々に粘膜下層、固有筋層、漿膜へと外側に向かってがんが広がっていきます。がん細胞が、粘膜または粘膜下層までにとどまるものを「早期胃癌」、筋層より深く達したものを「進行胃癌」といいます。
胃癌の原因には、食塩の過剰摂取や喫煙、多量の飲酒、Helicobacter pyloriが大きく関与しています。早期胃癌は、無症状のまま検診で偶然発見されることもありますが、早期胃癌の多くを占める陥凹型の病変(Ⅱc、Ⅱc+Ⅲ)では、病変内部に消化性潰瘍を伴い、これによる空腹時心窩部痛や心窩部不快感が主訴となって発見されます。癌が進行すると、食欲不振、食後心窩部痛、食後の嘔気・嘔吐、体重減少、貧血などの症状が出現します。
進行癌は、採血で貧血を契機に発見されることがあります。また進行癌では、腫瘍マーカーとしてCEAやCA19-9が上昇することがあります。検診では、主に胃X線検査(バリウム検査)または内視鏡検査を行います。内視鏡検査は、胃癌の最終診断に必須な検査です。
病変の局在評価やリンパ節転移の有無、他臓器転移の有無のためにCT検査を行います。
早期癌は、内視鏡的粘膜下層剥離術が推奨され、より進行した癌では胃切除術が推奨されます。深達度やリンパ節転移の程度に応じて縮小手術、定型手術(胃全摘術、幽門側胃切除術など)が選択されます。
病理学的進行度Ⅱ期、Ⅲ期の癌に対しては、術後補助化学療法が推奨されています。
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