アルツハイマー型認知症

疾患概要

加齢と共に緩徐に進行する健忘症状、見当識障害、判断力の低下等をはじめとする認知機能障害が概ね恒常化して、日常生活に支障を来たす認知症性疾患の中で最も高頻度な疾患である。時に幻覚・妄想、易怒性、徘徊等の精神及び行動症状(BPSD)を認める事がある。

検査

頭部CT/MRIにて、びまん性萎縮及び海馬周辺の萎縮を認める。

治療

中核症状に対してコリンエステラーぜ阻害薬(ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン)、NMDA受容体拮抗薬(メマンチン)、周辺症状に対してメマンチン、向精神薬等が用いられる。介護保険制度等による各種非薬物療法(非薬物的アプローチ)が併用される事が多い。

対象の診療科